『本を読む人だけが手にするもの』藤原 和博
最近本読んでないのう、ということで手に取った一冊。
本を読むことのメリットや、読まないことのデメリットが筆者の体験から描かれていて、とりあえずなんでも良いから乱読しとくか!という気分にさせてくれた。
印象に残っているシーンは「脳のかけら」を説明している部分。本には筆者の人生の一部分が凝縮されており、それを読むことは他人の実体験を経験すること。人の人生は短く、全ての経験を自ら行うのは不可能であるため、より人生を深く味わうためには沢山の本に触れることが必須。
あと、成長社会→成熟社会の流れも印象深い。昭和的な幸せの定義は消滅し、自分だけの納得解を探す必要があり、その手段として乱読や遊びがある。乱読して得た「脳のかけら」が、遊びで自分の中で腑に落ちる、実感として身に付く。納得解の断片が見つかる。
私の納得解はまたまだ見つかってませんが、とりあえず今日はローソンでサマーメダル付きのお茶を10本買おうと思います。通勤で寄ってみても、まだオマケ付いてませんでした。くそう。